格子戸のある家

建築物データ

所在地 新潟県阿賀野市
建築用途(種別) 住宅[新築]
延床面積 98.06㎡
木材データ 木材使用量13㎥
コンペ応募年度 2022年

応募者データ

名称
株式会社 Taka創造建築舎[設計・施工]
住所
新潟県阿賀野市福田200番地
電話
0250-61-2715
FAX
0250-61-2717
ウェブサイトはこちら

「森や木」への想い

クライアントは糸魚川からの移住計画。 要望は適度に自然素材を使いつつ、構造及び断熱性能へのこだわりとデザインへのこだわりも持つ県産木材の強度は構造計算を実施し、断熱性能も外皮及び一次エネルギー消費計算を実施し、根拠に基づいて設計し
耐震等級及び省エネ性能は長期優良住宅の最高等級をクリアーし、BELS評価の5つ星を取得しています。
内装材には、節のない県産杉板を使うことで、嫌みのないすっきりとしたイメージでデザインし、木材の経年経過を愉しむ住まい。
外装材は杉板貼りの耐久性をクライアントと共に共有することで全面的に使用。杉板材は耐久性のある糸魚川産杉板をあえて提案
長く住んでいた糸魚川の想い出もデザインとして取り入れてみました。
上記を実現することで、高耐久高性能化での永続的住宅と愛着のある住まいにすることで持続可能な住宅提案としています。

「地域」への想い

県産材へのこだわりと同時に新潟県の職人技術の提案をクライアントに説明し、建物に提案しています。
例えば、格子戸を提案設計する事で木工技術の高い建具屋さんの技術を発揮していただき、自然な木の風合いの変化と時には調整も必要であることをクライアントにも理解していただき、玄関戸やその他内部建具もできる限り、手作りにこだわります。
また、造作家具収納、カウンターテーブルなどにも県産木材を活用し適材適所に素材と技術を設計提案しています。
今回は外壁を板貼りとすることで、原風景と共存する住宅団地の建物として住民への優しい住宅デザインとしています。

「建築」への想い

設計コンセプトはコンパクトでありながら開放する住まい
各空間はつながりながら、引き戸で閉じる設計
インテリア雑貨をデザインするクライアントの奥様のテイストに合わせて、ナチュラルなテイストでありがなら、要所にブラックをアクセントにカラーコーディネートしています。
南面の大きな窓に格子戸を設置することで、陽射しをコントロ-ル。夏は陽射しを避けつつ風を取り入れ、屋外からの視線も回避
また、格子戸により日本家屋の木造らしさを表現しております
キッチンから続くテーブルカウンタ-は雪国のブナ(スノービーチ)でデザインし、リビングまで連続してつながることで楽しさと機能性を表現。時にここで憩い 時に勉強し 時に食事をしたりと家族の集う時間を演出します。
外観は県産杉を使うことで木造校舎えのオマージュ。地域の景観に嫌みなく優しい建物として地域住民にも愛されるデザインです。