木づかい建築コンペ応募作品集
帯織桜を望む家
建築物データ
所在地 | 新潟県三条市 |
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建築用途(種別) | 住宅[新築] |
延床面積 | 171.25㎡ |
木材データ | 木材使用量26.16㎥ |
コンペ応募年度 | 2016年 |
応募者データ
「森や木」への想い
自分の生まれ育った地域環境と同じ地元の木を使いたいのは、まずもって地元を愛する人間なら当たり前の事。私は特に杉の表情と肌触り臭いが大好きで癒される。そして雪が屋根に積もっても耐え、寒いこの新潟でも暖かく過ごす為の高断熱全館暖房であるこの住宅の構造材は、乾燥材であり強度の安定が約束された越後杉ブランドを使用する事がベストだと判断した。
「地域」への想い
弊社は元々、地元三条市で江戸時代の末期から大工として従事してきた腕のいい大工だったと先代から聞いています。その経緯があり地元に信頼されて同じ地域での今日までの繁栄があるのだと思います。地元の家守りとして、社員大工を抱える弊社では、その技術を生かした家づくりを継承すべきだと考えており、この住宅でも地元越後杉をあえて構造表しにし、既製品は使用せず、職人の手間と技術を駆使するデザインとして、そこに価値を感じて頂ける家づくりを目指しました。
「建築」への想い
越後に長く残る古民家等の良い点を取り込む。
架構は二間グリッドの田の字プランで美しい木組みとした。通り土間や雁木は近所付き合いの場や降雪時に利用可能な半屋外空間となり、光と風の通り道、ご近所との交流スペース、子供の遊び場、屋外収納と多様な機能を持つ。敷地全体もデザインして、周りの風景を取り込み、また溶け込むよう配慮、特に地域に愛される近所にある大桜を基本的にどの部屋からも望む事ができるよう設計してある。
架構は二間グリッドの田の字プランで美しい木組みとした。通り土間や雁木は近所付き合いの場や降雪時に利用可能な半屋外空間となり、光と風の通り道、ご近所との交流スペース、子供の遊び場、屋外収納と多様な機能を持つ。敷地全体もデザインして、周りの風景を取り込み、また溶け込むよう配慮、特に地域に愛される近所にある大桜を基本的にどの部屋からも望む事ができるよう設計してある。