木づかい建築コンペ応募作品集
女池西の住宅 ~新潟に住まうという事~
建築物データ
所在地 | 新潟県新潟市中央区 |
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建築用途(種別) | 住宅[新築] |
延床面積 | 96.11㎡ |
木材データ | 木材使用量17.854㎥ |
コンペ応募年度 | 2016年 |
応募者データ
- 名称
- カワサキジムショ[施工]
- 住所
- 新潟市西区五十嵐2の町7492-157
- 電話
- 025-378-2441
- FAX
- 025-378-5380
- メール
- yuusuke@archi-kawasaki.com
「森や木」への想い
構造骨組に越後ブランド杉を使用し、内部は真壁造りにする事で柱や梁を見せ、越後杉が内装のアクセントとなるようにしました。外部も、外壁に越後杉を使用すると共に、骨組をあらわしにすることで、普段見ることが無いや垂木や母屋や棟木、野地板など、構造材や羽柄材も見えるようにする事で、外を歩く不特定多数の人たちが自然に越後杉を目にする事が出来、普及促進に繋げようと試みました。
「地域」への想い
無駄な空間と敬遠されがちな二間続きの和室を採用する事で、昔のようにコミュニティの場として使用でき、近隣住民との関わりが強く持てるような住宅を目指しました。雨落ちや建物周囲の砂利敷は、廃棄される安田瓦を粉砕したものを使い、屋根瓦を使わなくとも県産瓦振興につながる試みをしました。県産畳をふんだんに使い、県産畳の振興に努めました。
「建築」への想い
古き時代の新潟の邸宅をコンセプトに、畳を多用した住宅としました。二間続きの和室は、無駄な空間とならないよう普段使いに活かすことが出来る間取りにする事で対応し、個室だけでなく玄関も畳敷としました。林業振興に向け、暖房にはペレットストーブを採用しました。雨落ちを採用して雨樋を省き、軒先を薄くスッキリとした水平ラインにしました。