木づかい建築コンペ応募作品集
中条の家
建築物データ
所在地 | 新潟県胎内市 |
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建築用途(種別) | 戸建住宅[新築] |
延床面積 | 159.56㎡ |
木材データ | 木材使用量19.3243㎥ |
コンペ応募年度 | 2018年 |
応募者データ
- 名称
- 宮﨑建築株式会社
- 住所
- 新潟県阿賀野市下一分1421
- 電話
- 0250-63-0235
- FAX
- 0250-62-3208
- メール
- naoya@miyazakikenchiku.com
「森や木」への想い
季節風(冬の北西風、夏の山おろし)、夏の陽射しの扱い、積雪時の対策、庭を活用した住宅完成後の菜園・薪棚を念頭に、普段の生活の中で常に木を身近に感じられる場面、空間を実現できるように心掛けた。 主な内装の仕様は、白い壁・天井の中に無垢材の床、各所手の触れる部分の造作材が色の対比となる。
「地域」への想い
街区道路上より視線の突当りとなる敷地にあるため、切妻屋根の軒を深めに出し、遠くから家形の印象を認識できるように妻面を道路側へ設定した。西陽と季節風対策に開口部を調整した上で、外壁をガルバリウム鋼板とし、窓周りを一体的にするため杉材を用いた。 主暖房の薪ストーブについて、薪の調達を地元材料、近隣の産業から出る端材を主に利用している。
「建築」への想い
施主夫妻ともに趣味とするスポーツ用具、自転車の収納・展示・整備のために居間食堂と一体となった土間を設けた。一方で土間空間はキッチンのバックヤードまでもつながり、通り抜け型の収納も兼ねる。子どもたちは通学の荷物をそのままキッチン横のワークスペースへ持ち込むことができる。高断熱住宅の利点を生かし、土間、吹抜を含む一室空間が暮らしの中心にある。その中心にあるキッチンからの視線は、中間領域となる土間を経由して南側にある下屋ポーチ、庭へ向けられ、より一体的となる。