木づかい建築コンペ応募作品集
ばんきん亭 Santa Fe Terrace
建築物データ
所在地 | 新潟県十日町市加賀糸屋町 |
---|---|
建築用途(種別) | 住宅[改修] |
延床面積 | 9.3㎡ |
木材データ | 木材使用量1.49㎥/9.4㎡ |
コンペ応募年度 | 2020年 |
応募者データ
「森や木」への想い
10年前、この家を建てた時は建てるのが精一杯で細かなこだわりは諦めていた。リビングから物干し場への段差が30センチほどあり、家族で集まってBBQをするのにも少し狭いと思っていたのだけれどなかなか思いきれずにいたのだが今年妻の実家が家を壊すことになり、もったいないと思い不要になった囲い用の木材をたくさんもらってきたので思い立って長年の思いをやっと形にできた。
長年風雨にさらされていた雪囲いの木材だったが家に持ち帰って高圧洗浄機で汚れや古い塗料を落としたら随分ときれいになった。ただかなりの量があったので使い切れるのかと思ったが囲いだけでなく土台にも使用したので最後は少し足りないくらいだった。ウッドデッキの床材以外はすべて廃材でまかなえたので環境にも財布にも優しい仕事となった。
長年風雨にさらされていた雪囲いの木材だったが家に持ち帰って高圧洗浄機で汚れや古い塗料を落としたら随分ときれいになった。ただかなりの量があったので使い切れるのかと思ったが囲いだけでなく土台にも使用したので最後は少し足りないくらいだった。ウッドデッキの床材以外はすべて廃材でまかなえたので環境にも財布にも優しい仕事となった。
「地域」への想い
元々冬は雪に埋もれることが前提で、あまり自由な空間は作らないような地域なので雪が心配だったがちょっとないような空間を作れたと思う。
これから雪にやられないように少し工夫をして本来の雪囲いとしても機能するようにしたいと思っている。
春になって暖かくなって緑が芽吹く頃、まだまだ肌寒い夜、雪国の春をいち早く感じれるような場所になるといいな。
これから雪にやられないように少し工夫をして本来の雪囲いとしても機能するようにしたいと思っている。
春になって暖かくなって緑が芽吹く頃、まだまだ肌寒い夜、雪国の春をいち早く感じれるような場所になるといいな。
「建築」への想い
この夏、機会がありこのウッドデッキを作ることにしたのだが実はわたしは中学校のとき技術家庭科で木製の椅子を完成できなかった。10年ほど前に家を新築するとき屋根裏に上っていた作りかけの椅子を捨てたのだがそれがずっと負い目になっていた。「今回は絶対あきらめない!」と言う覚悟で向かったがとても楽しくやり抜くことができた。
当初は普通の雪囲いで囲うつもりだったのだが床面積を増やしたら出入り口が2つできたのでドアも作ることにしたら宮沢りえの写真集のサンタフェのドアを思い出し、試行錯誤の末なんとか再現してみた。囲い部分も同じような曲線を使って楽しんで作った。
元々風が通るテラスなので滑り出しの窓もいらないのだが、お遊びで作ってみたらそれはそれで良いアクセントになった。
休日のティータイムやランチタイム、夏のBBQにも心地よく使える空間ができてよかった。
当初は普通の雪囲いで囲うつもりだったのだが床面積を増やしたら出入り口が2つできたのでドアも作ることにしたら宮沢りえの写真集のサンタフェのドアを思い出し、試行錯誤の末なんとか再現してみた。囲い部分も同じような曲線を使って楽しんで作った。
元々風が通るテラスなので滑り出しの窓もいらないのだが、お遊びで作ってみたらそれはそれで良いアクセントになった。
休日のティータイムやランチタイム、夏のBBQにも心地よく使える空間ができてよかった。