木づかい建築コンペ応募作品集
ラポルテ五泉
建築物データ
所在地 | 新潟県五泉市 |
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建築用途(種別) | 研修、多目的交流等施設 |
延床面積 | 3,744.18㎡ |
木材データ | 木材使用量516.4146㎥ |
コンペ応募年度 | 2021年 |
応募者データ
- 名称
- 横山・山隆複合施設建設工事特定共同企業体[施工]
- 住所
- 新潟県五泉市太田1丁目12番7号
- 電話
- 0250-42-4101
- FAX
- 0250-43-3224
- メール
- yoko.eigyo@yoko-kk.co.jp
「森や木」への想い
ラポルテ五泉は、燃え代の不要なロ準耐火建築物1号として、1.5mの積雪荷重に対し、RC造の直接基礎と耐震壁、外断熱工法、木造の大屋根を組合せ、中大規模木造建築物の構造・防耐火・省エネに対する一つの手法を提示し、実現したことに特に意義があると考える。また、地元森林組合と製材所、接合金物メーカーの連携がよく、地場のJAS材利用が材工一括発注で安価に実現可能なことを示す貴重な事例でもある。そのため、柱・梁・天井・軒天という見える部分を全て五泉産材とし、建物自体が五泉産材のギャラリーとして木材産業振興の役割も果たすものとしている。
「地域」への想い
降水量の多い、長い冬を過ごす新潟独特の気候を踏まえ、四方に深く庇を伸ばす寄棟形状の木造の大屋根をかけた。この深い庇により外壁への日差しや雨掛りを軽減して建物を保護し、建物周囲を安全に歩けるようになる。さらに雪の日にも子供達が遊べる場となるよう、木軸組みにネット遊具を組込み、室内を中心とした子供の遊び場をつくった。
さらに地域活性化の拠点として、建設自体が地場産業の発展に寄与し、優れた展示場となるようにしている。横網みニットを使った客席生地の開発、バナーサインやのれん、絹織物のパーティション制作を行った。
さらに地域活性化の拠点として、建設自体が地場産業の発展に寄与し、優れた展示場となるようにしている。横網みニットを使った客席生地の開発、バナーサインやのれん、絹織物のパーティション制作を行った。
「建築」への想い
ラポルテ五泉は、五泉産品の直売所とカフェ、500 席の多目的ホール、子供の遊び場、という三つの機能を合築した、珍しい複合用途の施設である。それぞれの用途を別々の建物として分離するのではなく、一体で運営することによる相乗効果と、レイアウト変更の自由度を意図し、柱梁を現しとした木造の大屋根の下に3つの機能を共存させた。
この大空間に多くの椅子やソファ、机を並べて休める場所をつくり、さらに天井をスノコ貼りとして天井裏で吸音することで、多くの人々が集まっても圧迫感がなく、音環境としても心地のよい空間をつくった。
この大空間に多くの椅子やソファ、机を並べて休める場所をつくり、さらに天井をスノコ貼りとして天井裏で吸音することで、多くの人々が集まっても圧迫感がなく、音環境としても心地のよい空間をつくった。