先祖の魂が繋がる日本の美しい家

建築物データ

所在地 新潟県阿賀野市
建築用途(種別) 住宅[新築]
延床面積 366.3㎡
木材データ 木材使用量984㎥
コンペ応募年度 2016年

応募者データ

名称
新潟県阿賀野市保田4225番地
住所
安田建設株式会社[設計・施工]
電話
0250-68-3388
FAX
0250-68-3832
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「森や木」への想い

昔から、家を造るなら、地元の四季の空気を吸った木材を使用するのが、一番良いと言われている。
近年そう言った、家造りが少なくなっている中、我社では古来から語り継がれた本物の木の良さを生かした、日本の家造りがしたいと言う思いから、自ら山に入り、良質な木を選別し、木を切り出しました。
使用している木は、全て地元(阿賀野市、五泉市、阿賀町)の杉、松、けやき、栗、いちょうの木で、木、一本一本の個性を生かし、木目の美しさを表現しています。

「地域」への想い

この安田地区は、昔から安田瓦の産地として有名ですが、近年は、地元木材と同様に瓦を使用した家造りは年々減って来ているのが現状です。
しかし、瓦を使う事によって、家、屋根のバランスの取れた美しさを実感する事が出来ます。特に地元の安田瓦は、雪国ならではの耐寒性、耐圧性に優れていて最も適していると言えます。瓦職人の技で屋根の美しさを表現しています。
もう一つは、土壁を使う技術です。これも日本の家造りに消え行く存在ですが、地元の左官業者の技で外の白壁の美しさ、室内は湿気や匂いを取る珪藻土を利用しています。薄れ行く木造建築で良い素材と技術、文化を生かしています。
木造建築で木を選別する、木を切る、山から木を出す、木の個性を生かした製材の技術、卓越した大工、屋根、左官、建具、畳、石、各職人の技術が発揮されています。

「建築」への想い

・災害に強く、正面、裏、左右、高さ、どの角度から見ても、バランスの取れた美しい家。
・地元素材を有効に使った本物の木造建築。
・家から見える山、田畑、桜並木などの四季の移り変わりを感じる、自然にとけ込む家造り。