木づかい建築コンペ応募作品集
にいがたどまんな館
建築物データ
所在地 | 新潟県見附市葛巻 |
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建築用途(種別) | ショールーム[新築] |
延床面積 | 26㎡ |
木材データ | 木材使用量4.82㎥/44.73㎡ |
コンペ応募年度 | 2020年 |
応募者データ
- 名称
- 昭和木工有限会社[設計・施工]
- 住所
- 新潟県見附市葛巻2-5-23
- 電話
- 0258-62-4668
- FAX
- 0258-62-5136
- メール
- shouwa@if-n.ne.jp
「森や木」への想い
木材を削ってその後でカンナで仕上げるというのは、普通の工法であるが、削らない、製材しただけの帯鋸の跡が付いているような材料の方が、サワラ材(カウンター)、クサマキ材(壁一面)の質感・迫力は十分に伝わるし、ブナの樹皮は、そのまま使うことであたかも森の中にいるかのような感じを受ける。こういうナチュラルで素朴な材木の使い方もあっていいと思う。
「地域」への想い
東京一極集中が進む中、地方の魅力をアピールしようとすると、やはりその地域のもつ自然ということになる。『にいがたどまんな館』では、当社の開発した「ブナ鉛筆」など、ブナの樹皮を用いた商品を展示販売するだけでなく、ブナの森をよりアピールするために、建物の入口ドア、壁面、建具面にもブナの樹皮を用い、ブナの魅力、ひいては新潟の魅力をアピールしていきたい。(このブナは魚沼大白川の間伐材です)
「建築」への想い
目立たないですが、この建築のディテールには、いくつかの工夫がされています。
(1)サワラのカウンターのギザギザジョイント(ただ直線でジョイントするのはつまらない)
(2)無理なく開閉できるように、引き戸の引手に角度を付けて、深い掘り込みを施工している。(金物とかを使わずに、自然な感じを出したい)
(3)壁面のクサマキ材は帯鋸で製材した跡が見える。木の反りだけを削って張ったもので、厚さがバラバラになっている。その目違いのために立体感が見てとれる。
(1)サワラのカウンターのギザギザジョイント(ただ直線でジョイントするのはつまらない)
(2)無理なく開閉できるように、引き戸の引手に角度を付けて、深い掘り込みを施工している。(金物とかを使わずに、自然な感じを出したい)
(3)壁面のクサマキ材は帯鋸で製材した跡が見える。木の反りだけを削って張ったもので、厚さがバラバラになっている。その目違いのために立体感が見てとれる。