木づかい建築コンペ応募作品集
産業遺産を望むカフェ
建築物データ
所在地 | 新潟県佐渡市 |
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建築用途(種別) | カフェ[改修] |
延床面積 | 49.7㎡ |
木材データ | 木材使用量2.8㎥ |
コンペ応募年度 | 2022年 |
応募者データ
- 名称
- 株式会社 共立テクノ[施工]
- 住所
- 新潟県佐渡市八幡1674-2
- 電話
- 0259-57-4000
- FAX
- 0259-57-4500
- メール
- info@yume-h-sado.com
「森や木」への想い
木は鉄やコンクリート、石などと違い、柔軟に対応出来るのが木の一番の特徴だと考えています。
材は軽いため一人の力でも移動が可能で、大きな設備が無くても現場で加工することが出来ます。そのため柔軟に「つくりかえる」ことが可能で、建物の使い方が変わっても柔軟に変化・つくりかえられ、時代に合わせ長く使い続けることができます。木材はフレキシブルでサスティナブルな材で、今後、今まで以上に重要視される材です。
材は軽いため一人の力でも移動が可能で、大きな設備が無くても現場で加工することが出来ます。そのため柔軟に「つくりかえる」ことが可能で、建物の使い方が変わっても柔軟に変化・つくりかえられ、時代に合わせ長く使い続けることができます。木材はフレキシブルでサスティナブルな材で、今後、今まで以上に重要視される材です。
「地域」への想い
本計画は木々に囲まれた歴史的の価値の高い、産業遺産のエリアに建つ建物内装改修です。
産業遺産は長年風雨にさらされ、表面は荒々しく風化し、部分的に自然に帰りつつあります。そんな環境に「馴染む」のがすでに長年使われエイジングされた木材でした。表面が傷つき釘の跡が残り、少し色の抜けた木材は、温かさもありながら、風化した産業遺産と同様の自然な荒々しさを持ち合わせていました。
いらなくなった木材を転用することで、美しく迫力のある産業遺産エリアに馴染み一体となる内装を作ることが出来ました。
産業遺産は長年風雨にさらされ、表面は荒々しく風化し、部分的に自然に帰りつつあります。そんな環境に「馴染む」のがすでに長年使われエイジングされた木材でした。表面が傷つき釘の跡が残り、少し色の抜けた木材は、温かさもありながら、風化した産業遺産と同様の自然な荒々しさを持ち合わせていました。
いらなくなった木材を転用することで、美しく迫力のある産業遺産エリアに馴染み一体となる内装を作ることが出来ました。
「建築」への想い
意匠のメインとなる木材は現地調達です。現地に残された木で作られた棚を解体して内壁に転用しました。
産業遺産と馴染ませるために木板を鱗上に重ねて貼り、より強い質感を持たせました。鱗上の木壁は産業遺産が見える開口部側に方向性を生み、入り口からカフェに入って来た時はより荒々しさをかんっじられ、逆に産業遺産側を望むときには質感が弱まり暗い色も相まって存在感が薄まり、風景の背景とし機能する。
産業遺産と馴染ませるために木板を鱗上に重ねて貼り、より強い質感を持たせました。鱗上の木壁は産業遺産が見える開口部側に方向性を生み、入り口からカフェに入って来た時はより荒々しさをかんっじられ、逆に産業遺産側を望むときには質感が弱まり暗い色も相まって存在感が薄まり、風景の背景とし機能する。