木づかい建築コンペ応募作品集
五頭の里の家
建築物データ
所在地 | 新潟県阿賀野市 |
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建築用途(種別) | 住宅[新築] |
延床面積 | 162.3㎡ |
木材データ | 木材使用量20.93㎥ |
コンペ応募年度 | 2016年 |
応募者データ
- 名称
- 宮﨑建築株式会社[設計・施工]
- 住所
- 新潟県阿賀野市下一分1421
- 電話
- 0250-63-0235
- FAX
- 0250-62-3208
- メール
- naoya@miyazakikenchiku.com
「森や木」への想い
施主は「新潟の木」を使うことにこだわりを持っており宮﨑建築としてもお勧めをした。積雪の多い地区において柱、梁、屋根材などは余裕を持たせた寸法にしてある。一部梁を表しにすることで越後杉の力強さ温もりを実感できる住まいとなっている。また、野地板などを表しにすることで外観からも木の家であることがよくわかる。
「地域」への想い
地域の農業にかかわるお仕事をされる施主は不要な雑木、庭木、果樹などの処理を相談されることがある。それらを有効に活用するためもあり暖房は薪ストーブをメインとしている。奥様のお父様が瓦葺きの職人だったこともあり本屋根は当初から安田瓦と決めていた。併せて薪ストーブの炉台にも安田瓦の陶板を使用、壁材は阿賀野市産の越の壁とした。
「建築」への想い
室内外に連続する土間で機能と空間をつなぎ家族の居場所を実現した。 玄関土間と収納部分で、家族全員の生活空間と両親の寝室空間とをゆるやかに隔てながらつないだ。 大きな1室空間に多くの回遊動線を重ねることで、家族の同時使用を機能的におこなうことができる。 軒を深く出した玄関前は冬場の作業スペースを確保、リビングの一部に薪ストーブのある土間が広がることにより、高断熱住宅の性能の中に土間空間の使い勝手を取入れた。