木づかい建築コンペ応募作品集
武士(もののふ)の家
建築物データ
所在地 | 新潟県上越市 |
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建築用途(種別) | 住宅[新築] |
延床面積 | 235.85㎡ |
木材データ | 木材使用量25.7209㎥ |
コンペ応募年度 | 2016年 |
応募者データ
- 名称
- 大橋建築設計工房[設計]
- 住所
- 新潟県上越市春日山町2-10-2
- 電話
- 025-522-1389
- FAX
- 025-522-1389
- メール
- oohashi.syuuzou@orange.plala.or.jp
「森や木」への想い
この武士の家の平面は田の字型平面をベースに構成されている。
プレカットが主流の現在において、全て手刻みで金物は極力使用していない。
躯体と仕上げの分離も極力さけ、伝統的民家に見られる生活空間の構成原理を基本に構成されている。
大壁が圧倒的に多い現代に真壁作りに似合う空間構成をすすめていけば、杉材の使用量は増えるはずである。
プレカットが主流の現在において、全て手刻みで金物は極力使用していない。
躯体と仕上げの分離も極力さけ、伝統的民家に見られる生活空間の構成原理を基本に構成されている。
大壁が圧倒的に多い現代に真壁作りに似合う空間構成をすすめていけば、杉材の使用量は増えるはずである。
「地域」への想い
敷地は上越高田の郊外、田園地帯である。
この高田の雁木を現代住宅に現わすよう意図した。
土間の壁を、この土地で採った3種類の土を使い版築でつくった。
日中は【海風】夜間は【陸風】が、この壁に開けられた窓から、濡れ縁の開口に吹く様、南北に風の通る道をつくった。
田の字型平面の一画を土間として【かつてはこの地方の家は大体田の字型平面で土間があった】クライアントの生家の記憶に回帰空間とした。
この田園地帯の風景におさまる家、風土に暮らす家を目指した。
この高田の雁木を現代住宅に現わすよう意図した。
土間の壁を、この土地で採った3種類の土を使い版築でつくった。
日中は【海風】夜間は【陸風】が、この壁に開けられた窓から、濡れ縁の開口に吹く様、南北に風の通る道をつくった。
田の字型平面の一画を土間として【かつてはこの地方の家は大体田の字型平面で土間があった】クライアントの生家の記憶に回帰空間とした。
この田園地帯の風景におさまる家、風土に暮らす家を目指した。
「建築」への想い
田園風景の中に建つ2世帯住宅である。
各々の世帯が付かず離れずの間合を生みだし、どこにいても家族が穏やかに関わり合う空間をつくることが、このプロジェクトの最大の主題であった。
南側は濡れ縁で、北側は雁木で、各々の世帯をつないでいる。
内部的には、和室【仏間】を共有の場としてある。
家族構成に必ず変化が起る子世帯を田の字型、ひとり住まいの親世帯を目の字型プランで計画し、クライアント【親と子】の微妙な趣向の変化にも対応できるようにしたいと考えた変化を吸収する田の字型+目の字型プランの家である。
各々の世帯が付かず離れずの間合を生みだし、どこにいても家族が穏やかに関わり合う空間をつくることが、このプロジェクトの最大の主題であった。
南側は濡れ縁で、北側は雁木で、各々の世帯をつないでいる。
内部的には、和室【仏間】を共有の場としてある。
家族構成に必ず変化が起る子世帯を田の字型、ひとり住まいの親世帯を目の字型プランで計画し、クライアント【親と子】の微妙な趣向の変化にも対応できるようにしたいと考えた変化を吸収する田の字型+目の字型プランの家である。