木づかい建築コンペ応募作品集
故郷を離れ親父の杉に住まう
建築物データ
所在地 | 新潟県見附市 |
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建築用途(種別) | 戸建住宅[新築] |
延床面積 | 139.63㎡ |
木材データ | 木材使用量12.10㎥ |
コンペ応募年度 | 2018年 |
応募者データ
「森や木」への想い
新築計画の第一条件は実家の阿賀町(旧三川村綱木)の、祖父母・両親の育てた樹齢約80年の東蒲杉を最大限使うこと。残念ながら故郷を離れたが、それが見附で綱木を感じ、亡き親父と共に暮らすことになるだろう。
外壁を全て杉板張りとしたのは、景観はもとより、その高耐久性と50年・100年後も同じ材料と技術でメンテナンスできること。
外壁を全て杉板張りとしたのは、景観はもとより、その高耐久性と50年・100年後も同じ材料と技術でメンテナンスできること。
「地域」への想い
文ちゃん(実家前の中惣林業社長)に切り出して欲しい。気持ちを感じ大切な杉をバイオマスまで余すことなく活用してくれて、残った山の管理もお願いしたい。それを志田材木店が優良な越後杉材として製材・乾燥して出荷してくれました。シンプルな切妻屋根と杉板縦張の外壁で何か懐かしいなかにモダンを感じる外観として地域景観に寄与。
「建築」への想い
構造は許容応力度計算を行い耐震等級2、断熱等は外壁面に付加断熱を行いUA値0.44・ηA値1.8で共に等級4として一次エネルギー消費量は省エネ基準より25%削減。生活とその行動に合わせた動線・スペース・収納計画。
玄関Bはスキー10台以上・靴4足・ウエアーの収納とチューンアップ場所。
玄関Bはスキー10台以上・靴4足・ウエアーの収納とチューンアップ場所。