木づかい建築コンペ応募作品集
ミライコンパス
建築物データ
| 所在地 | 新潟県長岡市 | 
|---|---|
| 建築用途(種別) | オフィス、アトリエ | 
| 延床面積 | 95.50㎡ | 
| 木材データ | 木材使用量99.26㎥ | 
| コンペ応募年度 | 2021年 | 
応募者データ
- 名称
 - 株式会社 高田建築事務所[設計・施工]
 
- 住所
 - 新潟県長岡市摂田屋5丁目6番22号
 
- 電話
 - 0258-36-1230
 - FAX
 - 0258-35-8185
 
- メール
 - info@takada-arc.com
 
「森や木」への想い
                    木々は人間の生命と切っても切れないパートナーです。木や森を目にすると安らぎを与えてくれ、物理的な関係以上に私たちに語りかけてくれます。地球温暖化が原因と言われている海外での大規模な山火事や乱開発など、地球規模でも森林への脅威が高まっている中、持続する環境づくりは必須と思われます。森がより元気に育つための環境整備に生まれる間伐材の利用は、持続可能な環境循環のプロセスに組み込まれた材料として二つの価値を持ち、今後ますます重要になると思います。                  
                「地域」への想い
                    この建物が建つ長岡市摂田屋地域は、醸造のまちとも言われており、酒蔵、醤油、味噌など発酵にまつわる建物が点在しています。空気を浮遊する酵母菌で黒く変色された外壁や、まち中に漂う醸造独特な香り、その街の商品で楽しめる醸造製品の深みある味。視覚、嗅覚、味覚など感性を刺激する要素に満ちたエリアです。各企業は各々長い歴史を持ち必然とまちに時間の集積がにじみ出る魅力的な地域です。                  
                「建築」への想い
                    梁間方向のメイン構造は120角材で組んだ骨組みを合板でサンドイッチし、柱と梁を一体としたフレームからできている。フレームは基礎から小屋までの高さとなり、小屋の中央と基礎の合わせて3点のピン接合からなる3ヒンジ工法としている。フレームは建物内外ともにそのまま表し、象徴的なデザインとなっている。また酵母菌による黒色を基調とした風景に溶け込むべく、この施設の外壁もモノクロにしている。外階段のある半屋外部分は板張りの外壁にし、外周部のモノクロ色を際立たせている。                  
                
