格子戸のある家

建築物データ

所在地 新潟県新潟市東区
建築用途(種別) 個人住宅
延床面積 106.15㎡
木材データ 木材使用量8.9㎥
コンペ応募年度 2021年

応募者データ

名称
株式会社 Taka創造建築舎[設計・施工]
住所
新潟県阿賀野市福田200番地
電話
0250-61-2715
FAX
0250-61-2717
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「森や木」への想い

新潟県の木を使うことでそこに住む家族は勿論、そこに訪れる人たちに、実際に新潟の木を味わっていただき、新潟の木の家を伝えていきたいと考え、特に内装材にデザインしたいと考えています。
その内装材はできる限り付加価値の高い素材(杉であれば節無しや溝付きデザイン)を使うことで、県産木材の価格の向上と品質の向上を狙い、強いては林業従事者へ還元できないかと考えてます。
また、できる限り生産地に赴き、生産者側の話を実体験をもとにクライアントに伝え、使うことの意義と楽しさも同時に伝えます。
次世代を担う子供たちが新潟の木が身近に近い存在になるには、住宅は身近な存在でありその身近な住宅は新潟県産木材を積極的に使うことが必要。
そうすることで、持続可能な県産木材と林業につながると考えます。

「地域」への想い

新潟は大工さんはじめ、建具屋さんなどの木工技術も高い職人さんが多く、木造住宅を建設することはその職人さんの技術力を継承することになると考えています。しかしながら、近年の住宅は既製品の建材や設備が多い。
したがって、できる限り既製品は使わず、職人さんの技術を発揮してもらうよう手づくりにこだわりたいと考えています。
そうすることで、職人技術職の生業と次世代への技術の継承の維持が出来ればと考えます。
建設地の新潟市東区有楽地区は閑静な住宅地で土地も広い住まいが多く緑も多い地域。そして、高低差も多い。
したがって、そんな街の雰囲気を壊さないよう、建物はあまり高くならない様、平屋風の大屋根とし道路側には緑の植栽も配置し、周辺の環境、景観を乱さないように優しくデザインしてみました。

「建築」への想い

コンセプト 「人目を気にせず家族本位に暮らす住まい」
敷地条件・・・ズバリ!高低差がある。だったら、その条件をフル活用する。
高低差のある土地だからこそ、光が入り風が吹き抜け、道路からの人目を気にせず過ごせると考える。
人目を気にせず暮らすには・・・南面(道路)に下がってくる下屋と屋内の縦格子型引き戸で目隠ししつつ、風は取り入れ、太陽の光はコントロールする。
外部と内部のデザインは白を基調に木の家らしさを表現
アプローチから樹木と木の雰囲気漂うデザイン そして玄関からリビングに入ると大きな吹き抜けに新潟県産木材が天井及び壁に品よく適度にデザインし、自然に優しく木の家らしさを表現しています。