木づかい建築コンペ応募作品集
中庭のある平屋
建築物データ
所在地 | 新潟県新潟市南区 |
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建築用途(種別) | 住宅[新築] |
延床面積 | 115.93㎡ |
木材データ | 木材使用量18㎥ |
コンペ応募年度 | 2021年 |
応募者データ
- 名称
- 株式会社サトウ工務店[設計・施工]
- 住所
- 新潟県三条市高屋敷65-1
- 電話
- 0256-46-2176
- FAX
- 0256-46-2656
- メール
- satoh-koumuten65@sirius.ocn.ne.jp
「森や木」への想い
構造材、下地材、内装材、外壁材はほぼ全てに木材を。なるべく国産、出来れば県産材を使いたい。設計者である私の想いを施主様にも共感して頂き、使用する素材の選択を行った。
一般的には内外装といった素材は、施主様の趣味趣向やトレンドの商品が採用されるが、これらの素材は流行りの変化によるモデルチェンジや廃盤は避けられない。しかしながら100年前から使われていた素材、無垢の木、雨板、木毛セメント板などはこれから更に100年残ると思われる。そういった素材で住まいを作れば、将来の修繕や取替えが持続的に可能となる。
素材の選択一つで、住まいも地域も環境も持続可能性を高める事ができるのである。
一般的には内外装といった素材は、施主様の趣味趣向やトレンドの商品が採用されるが、これらの素材は流行りの変化によるモデルチェンジや廃盤は避けられない。しかしながら100年前から使われていた素材、無垢の木、雨板、木毛セメント板などはこれから更に100年残ると思われる。そういった素材で住まいを作れば、将来の修繕や取替えが持続的に可能となる。
素材の選択一つで、住まいも地域も環境も持続可能性を高める事ができるのである。
「地域」への想い
この住まいは広大な果樹園の中に建築された。あまりにも自己主張の強い外観ではこの環境を破壊する。環境にとけ込みながらもデザイン性に優れた住まいにすべく、高さを抑えた平屋とし、外壁は「木」しかも地域で昔から使われていた雨板張り(よろい張り)とした。
また、中庭を包むようにプランニングする事で外部には生活感のある窓をなくし、更にフラットな屋根形状を用いる事で癖のないニュートラルな印象の外観となった。
玄関ポーチ内の外壁は、100年前から存在してたという木毛セメント板。この商品には国産ヒノキの間伐材が使われており意匠性だけでなく、同時に環境への配慮も心掛けた。
また、中庭を包むようにプランニングする事で外部には生活感のある窓をなくし、更にフラットな屋根形状を用いる事で癖のないニュートラルな印象の外観となった。
玄関ポーチ内の外壁は、100年前から存在してたという木毛セメント板。この商品には国産ヒノキの間伐材が使われており意匠性だけでなく、同時に環境への配慮も心掛けた。
「建築」への想い
内装材も自然素材をふんだんに使っており、床板は長野県の赤松無垢のフローリング、壁天井は珪藻土といった天然鉱物100%で出来た素材「モイス」という商品、そして、カウンターやTV台などには新潟県産ブナ材(スノービーチ)を採用。
スノービーチは変色、節、穴などあえて自然が作ったそのままのデザインを活かして使用。
変形や割れも許容して使う事で、最近の新建材(印刷技術によるきれいな木目)では出せないリアルさを感じる事が出来る。
施工時に、将来の変形や割れにも機能上の支障が出ない納まりとする事で、経年変化も愛らしく受け入れる事が出来ます。
地域や環境に貢献しつつも、施主様の満足、そして長く愛して頂ける住まいが完成となった。
スノービーチは変色、節、穴などあえて自然が作ったそのままのデザインを活かして使用。
変形や割れも許容して使う事で、最近の新建材(印刷技術によるきれいな木目)では出せないリアルさを感じる事が出来る。
施工時に、将来の変形や割れにも機能上の支障が出ない納まりとする事で、経年変化も愛らしく受け入れる事が出来ます。
地域や環境に貢献しつつも、施主様の満足、そして長く愛して頂ける住まいが完成となった。