木づかい建築コンペ応募作品集
ministock-02
建築物データ
所在地 | 新潟県新潟市中央区 |
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建築用途(種別) | 一戸建ての住宅[新築] |
延床面積 | 69.77㎡ |
木材データ | 木材使用量11.9㎥/131.0㎡ |
コンペ応募年度 | 2020年 |
応募者データ
- 名称
- ネイティブディメンションズ一級建築士事務所[設計]
- 住所
- 新潟県新潟市東区小金台7-25
- 電話
- 025-367-9698
- メール
- info@nativedimensions.link
「森や木」への想い
日本建築は在来構法であり、在来構法の良さとは柱と梁がそのまま意匠デザインとして活かせることである。そして、そこで暮らす家族は柱や梁を触り、温もりを感じながら木と共に年を取っていく。
しわの増えた夫婦と汚れて丸くなった柱の時間は、家族そのものである。
家族及び訪れた人が必ず触る玄関はレッドシダーの玄関引戸とし、「行ってきます」「ただいま」「ごめん下さい」のコミュニケーションが木のぬくもりから始まるようにしている。
また、目の見えないところにおいても木を使う。地盤改良に木杭を用いてカーボンオフセットを行った。
この住まいが長く使われる前提として、耐震等級2、ゼロエネルギー住宅としている。
しわの増えた夫婦と汚れて丸くなった柱の時間は、家族そのものである。
家族及び訪れた人が必ず触る玄関はレッドシダーの玄関引戸とし、「行ってきます」「ただいま」「ごめん下さい」のコミュニケーションが木のぬくもりから始まるようにしている。
また、目の見えないところにおいても木を使う。地盤改良に木杭を用いてカーボンオフセットを行った。
この住まいが長く使われる前提として、耐震等級2、ゼロエネルギー住宅としている。
「地域」への想い
日本の地域コミュニティは井戸端会議と考えている。
大きく育つ街路樹の下で、学校の友達同士、ペットの散歩仲間、ごみ収集の時のあいさつなど、気軽にコミュニケーションが行えるように木製のベンチを設け、誰でも使えるようにしている。
また、既製品の仕様を極力抑えて、大工、建具、ステンレス加工等地元の職人技術をふんだんに取り入れて地域の活性化を図っている。
大きく育つ街路樹の下で、学校の友達同士、ペットの散歩仲間、ごみ収集の時のあいさつなど、気軽にコミュニケーションが行えるように木製のベンチを設け、誰でも使えるようにしている。
また、既製品の仕様を極力抑えて、大工、建具、ステンレス加工等地元の職人技術をふんだんに取り入れて地域の活性化を図っている。
「建築」への想い
日本の建物の美しさは構造の美しさにあると考えている。2階のLDKをワンルームにし、柱と小屋組みをすべて現しにすることで、力強い空間とした。
仕上げ材については単品の木材ではなく、スプルスの汎用パネル材を家具、壁等に用いることで室内全体に統一感を持たせている。
また、壁を昔ながらの砂壁を意識した色にすることで、室全体の雰囲気を同化させて目に優しい空間とした。
全館冷暖房として、どこでも居場所になる様な自由な住まいとしたが、玄関だけは非断熱の別空間として広く取り、冬期の野菜置き場や除雪道具の一時置きなど、新潟らしい暮らしに沿った提案を行った。
仕上げ材については単品の木材ではなく、スプルスの汎用パネル材を家具、壁等に用いることで室内全体に統一感を持たせている。
また、壁を昔ながらの砂壁を意識した色にすることで、室全体の雰囲気を同化させて目に優しい空間とした。
全館冷暖房として、どこでも居場所になる様な自由な住まいとしたが、玄関だけは非断熱の別空間として広く取り、冬期の野菜置き場や除雪道具の一時置きなど、新潟らしい暮らしに沿った提案を行った。