木づかい建築コンペ応募作品集
直江津ショッピングセンター内装木質化
建築物データ
| 所在地 | 新潟県上越市西本町 |
|---|---|
| 建築用途（種別） | ショッピングセンター［その他］ |
| 延床面積 | 2071.33 ㎡ |
| 木材データ | 木材使用量40.23㎥ |
| コンペ応募年度 | 2020年 |
応募者データ
- 名称
- 有限会社ハート一級建築士事務所
- 住所
- 新潟県上越市石橋2-12-37
- 電話
- 025-544-6966
- FAX
- 025-543-0505
- メール
- heart-km@athena.ocn.ne.jp
「森や木」への想い
農業は地産地消が進んでいます。林業はどうでしょうか。生産者は地消を望んでいても、消費者は地産そのものに関心が薄いのが残念ながら現状です。今回の事業では、新潟県の木づかい事業補助金を受けていることから、県産材の使用が前提ですがさらに地域にこだわった地産地消として、上越市産材を100%使用しました。また、伐採現場に建築主を案内し、杉林生産者との交流する機会を設け、川上〜川下のつながりを作るように努めました。
「地域」への想い
上越市は特別に林業が盛んという地域ではありませんが、樹齢100年前後の大径木の杉林が山間部には存在しています。今回の事業では、この上越市産の100年杉を使用することで地元地域材のことを一般の人々に紹介し、理解していただくことを考えました。
「建築」への想い
デザインテーマは「懐かしい未来」です。本ショッピングセンター2階のテナントとして「無印良品」が入ることから、店舗とのつながりも考慮し、基本デザインと監修を㈱良品計画が行い、弊社は㈱良品計画 松橋 衆氏の監修のもと、施工に向けての実施設計と監理を担当しました。また、木材供給のコーディネートも弊社が行ない、使用木材は全て上越市産の杉で揃えました。特に、柱・梁は200mm角とし、長さ7.4mの柱においては1本物を用意しました。木材の加工については、施工担当の（有）久保埜建築の技術を生かし、仕口・継手には金物を一切使用しない大工の技による手加工にこだわりました。
